2011年01月13日
本当に大事なもの

先日、主人がポツリと言った。
【俺は、今まで大事なことが何も見えてなかった…】
そして、主人の話しを聞いて、私も【ハッ】とした。
主人の気付きは、本当に素晴らしいものだと思った。
~それは、主人と天文館に行った時の話しだった~
この寒空の下、難病の子供を持つ親御さんが街角で寄付を募っていた。
その募金箱の前を通りながら、主人はNLPプラクティショナーの忘年会の時に
ある社長さんが店舗拡大を計画している旨をトレーナーに嬉しそうに伝えると
トレーナーが【寄付もして下さいね】っと言っていたことを思い出したのらしい。
己の会社の利益追求ばかりを考えず、社会に対して恩返しもして下さいね。
そう言われているような気がしたのらしい。
そして、募金箱の前を通過しながら主人は私に、
【俺は、将来、事業を起こすつもりでいるが、
いつか、100万束を黙ってアノ募金箱に入れる。そんな人間になりたい】
その言葉に私は何の違和感も感じなかった。
ところが。
先日、主人が【俺は、何も見ていなかった。】っと言いだし
【あの時、確かに寄付できる金銭的余裕はなかった。
しかし、100万貯まるまで待つ必要があっただろうか。
寒空の下で立ってる親御さんに対して、俺が来ていたコートを上げることもできたし、
あの時していたマフラーを差し出すこともできたのに。そんなことを考え付きもしなかった。
なぜか?
それは…結局…自分のことしか見てなかったから。】
そうだ…。確かにその通りだと私も思った。
本当に大事なものを見ていなかった。
私は、今まで一体いくつの大事なものを見逃してきたのだろうか…
気付きと学びの連続です。