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Posted by チェスト at

2013年02月07日

いつだって自分の世界は自分でつくれる

今から12年まえ、

急性リンパ性白血病を発症し、

抗がん剤の副作用で髪が抜け落ちた。




帽子を被って外出すると

大人は事情を察知して

見て見ぬふりをして通り過ぎてくれた。




しかし、子どもは別。




瞬きをパチパチとしながら私の頭を見つめる。

親に隠れながらもチラチラ私の頭を見つめる。




気になる…。

あの子の視線も、この子の視線も。

そのうち 子どもの真っ直ぐな視線が怖くって

外出できなくなった。




部屋に引きこもった。

でも、もともとアウトドア派の私。

そう長くは引きこもれない。。。




ムズムズ…ムズムズ…。




どうしよう…。外に出たいのに、

子どもが私を見る視線が怖くて出れない。




そこで考えた。

ない頭を絞って考えた。

このままの状態で外へ安心して

お出かけできるようになるための策を。




【 そうだ!!… 】

( と、その前に ここからは

私の妄想が作り出した世界なので

どうぞ なにを書いても 温かい気持ちで読んでください )




【 そうだ!! 子どもの視線の先は 私の帽子の中ではなく、

「 私のこの美貌 」 に注がれていたのだわ ☆彡 】

という 全く事実に反した解釈を自分でしてみた。

そしたら、普通に外出できた。

あんなに怖かった子どもの視線も全く気にならない。




それどころか、

そんな妄想を平気でして外出できてる自分に

ある意味 「 こんなことを平気で言える自分がすごい(笑) 」 と

笑ってしまうほどだった。




引きこもっていたとき 姉に

「 子どもが私の帽子を被ってる姿をジィ~っと見るのがイヤなの!! 」

と、泣きながら言っていたことを

姉が心配していたみたいで

ある日

姉と一緒に外出したとき 姉が私に

「 ほんとだ。子どもの視線が いづみを目で追ってるね…大丈夫? 」

と聞いてきた。




もちろん 私は こう言った。

「 お姉ちゃん、美しさって罪なのね。 」




姉が わたしを二度見したのを見逃さなかった。

そして、姉とデパートで大笑い(笑)




瞬きをパチパチとしながら私の頭を見つめる。

親に隠れながらもチラチラ私の頭を見つめる。





この 【 事実 】 に対して

どんな解釈 / 意味を自分で付けるか。




それで大きく世界が変わるな…

と、思う出来事でした。




私も、とことん落ち込んだし、

子どもなんかこの世からいなくなればいい。

そう思いながら毎日泣いて引きこもってました。

でも、じゅうぶんにその感情を味わい尽くして、

もう他の感情を味わってみてもいい。と

思うようになれたら

今度は他の感情を いつだって自分で選択することができる。

いつだって自分の世界は自分でつくれる。




あの子どもたちから教わったこと。



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Posted by Teresa at 20:00ひとりごと