2011年10月17日
「約束」 ( 奄美その6 最終章 )
心に響く太鼓の音 ( 奄美その5) の 続きです。
その日 お母さんが 話してくれた 「 無題 ( 奄美その4 ) 」 を 聞いて
色々 身体が 心が 反応していることを 感じた。
そして フッ と ある 感情が 湧き上がってきた。
この言葉を 口にして 恵美ちゃんの お母さんは 何て言うだろう…。
迷惑かな。 ん~。どうだろう ( 汗 )
でも、 もう自分の 心が そうしたいと 訴えてるんだもん。
見てみぬフリは もう出来ない。 っと
「 えいっ! 」 って 言ってみた。
「 お母さん、 12月16日。恵美ちゃんの命日。
どうか この奄美の地 で 私の いのちの講演劇 を させて下さい。
私の経験談ではなく 恵美ちゃん、田中さん、山筋さん。たくさんの仲間が
どうして病室で あんなに 笑っていたのか。 どう 命と 向き合ってたか。
それを 恵美ちゃんの生まれたこの奄美の地で。奄美の人達に 是非 伝えたい 」
そしたら 瞳に 涙を いっぱい 浮かべて
「 ありがとう いづみちゃん 」 って言ってくれた。
「 ありがとう お母さん 」 って 二人で 台所で ハグして 号泣。
そして お母さんが 私に一言。
「 12月にも また 来るの? すごい 行動力ね ( 笑 ) 」
「 ごめんね。そういう性分なの ( 笑 ) 」
泣いたり 笑ったり いろいろ 忙しい 奄美の 旅でした。

奄美その1 ~ 6 まで 長々となりましたが
読んで下さり ありがとうございました。
感謝 ( ペコリ )
その日 お母さんが 話してくれた 「 無題 ( 奄美その4 ) 」 を 聞いて
色々 身体が 心が 反応していることを 感じた。
そして フッ と ある 感情が 湧き上がってきた。
この言葉を 口にして 恵美ちゃんの お母さんは 何て言うだろう…。
迷惑かな。 ん~。どうだろう ( 汗 )
でも、 もう自分の 心が そうしたいと 訴えてるんだもん。
見てみぬフリは もう出来ない。 っと
「 えいっ! 」 って 言ってみた。
「 お母さん、 12月16日。恵美ちゃんの命日。
どうか この奄美の地 で 私の いのちの講演劇 を させて下さい。
私の経験談ではなく 恵美ちゃん、田中さん、山筋さん。たくさんの仲間が
どうして病室で あんなに 笑っていたのか。 どう 命と 向き合ってたか。
それを 恵美ちゃんの生まれたこの奄美の地で。奄美の人達に 是非 伝えたい 」
そしたら 瞳に 涙を いっぱい 浮かべて
「 ありがとう いづみちゃん 」 って言ってくれた。
「 ありがとう お母さん 」 って 二人で 台所で ハグして 号泣。
そして お母さんが 私に一言。
「 12月にも また 来るの? すごい 行動力ね ( 笑 ) 」
「 ごめんね。そういう性分なの ( 笑 ) 」
泣いたり 笑ったり いろいろ 忙しい 奄美の 旅でした。

奄美その1 ~ 6 まで 長々となりましたが
読んで下さり ありがとうございました。
感謝 ( ペコリ )
タグ :奄美
2011年10月17日
心に響く太鼓の音 ( 奄美その5 )
無題 ( 奄美その4 ) の 続き です。
翌日、 数日ぶりに 晴れた。
恵美ちゃんの お墓参りに 3人で行った。
恵美ちゃんの お墓には お母さんと お父さんが たてた碑石 が ある。

その 碑石には こう書いてある。
【 道半ば 無念の思い残れども 命いっぱい 咲かせた笑顔 】
下には 恵美ちゃんの自筆を 掘ってある。 【 笑顔 】

今までのこと。これからのこと。
いっぱい 恵美ちゃんと お話してきたよ。
すごく 力が 抜けて 身体も 心も 軽くなってたんだよ。
恵美ちゃんが 奄美に 呼んでくれたんだね。ありがとう。
お墓を下りる その前にね どぉ~しても 恵美ちゃんに ハグしたくなったの。
この ハグしたい気持ちを どう 表現したら 良いかな… って ウジウジしてたらね
その… お父さん お母さんの前で 失礼とは 思いつつも つい…。

そしたらね、 恵美ちゃんのお父さんが 「 写メ 撮ってあげようか? 」 って。
すまないね… お父さん。
そして 改めて ハグ ( 照 )
私、 もう 前を 向いて いくよ! 私らしくね ♫
だから 見ててね 恵美ちゃん!
そして お墓参りの 帰りに お父さんが
只今 練習中の 太鼓のご披露を してくれるとのこと
いつも練習している 秘密の場所にて。


ほんとだ。お父さんの太鼓は すごいね。
心に ビシビシ届くよ。
心がね ドンドン 元気になる。
すごいよ お父さんは! ほんとに 凄い人だよ!!
大好きだよ お父さん。お母さん!
ありがとう 恵美ちゃん!
翌日、 数日ぶりに 晴れた。
恵美ちゃんの お墓参りに 3人で行った。
恵美ちゃんの お墓には お母さんと お父さんが たてた碑石 が ある。

その 碑石には こう書いてある。
【 道半ば 無念の思い残れども 命いっぱい 咲かせた笑顔 】
下には 恵美ちゃんの自筆を 掘ってある。 【 笑顔 】

今までのこと。これからのこと。
いっぱい 恵美ちゃんと お話してきたよ。
すごく 力が 抜けて 身体も 心も 軽くなってたんだよ。
恵美ちゃんが 奄美に 呼んでくれたんだね。ありがとう。
お墓を下りる その前にね どぉ~しても 恵美ちゃんに ハグしたくなったの。
この ハグしたい気持ちを どう 表現したら 良いかな… って ウジウジしてたらね
その… お父さん お母さんの前で 失礼とは 思いつつも つい…。

そしたらね、 恵美ちゃんのお父さんが 「 写メ 撮ってあげようか? 」 って。
すまないね… お父さん。
そして 改めて ハグ ( 照 )
私、 もう 前を 向いて いくよ! 私らしくね ♫
だから 見ててね 恵美ちゃん!
そして お墓参りの 帰りに お父さんが
只今 練習中の 太鼓のご披露を してくれるとのこと
いつも練習している 秘密の場所にて。



ほんとだ。お父さんの太鼓は すごいね。
心に ビシビシ届くよ。
心がね ドンドン 元気になる。
すごいよ お父さんは! ほんとに 凄い人だよ!!
大好きだよ お父さん。お母さん!
ありがとう 恵美ちゃん!
タグ :奄美
2011年10月17日
無題 ( 奄美その4 )
呼吸をするように の 続きです。
目を 腫らして 起きてくる 私を 見て お母さんが
何も 聞かず こんな 話をしてくれた。
「 恵美子が 亡くなって 10年が経つ。
夫婦で 恵美子の話をするとね 泣いてしまうから 余り 口にはしないけど
私たちの心の中 には いつも 恵美子が いるのよ。
いつまでも元気にいないとね 恵美子のお墓の手入れをしてくれる人がいないから。
もともと 走るのは好きだったっということもあるけど 毎日 走ってるのよ。
恵美子の お墓を守るために 始めた 体力作りだったけど
今じゃ、菜の花マラソンの フル ( 42,195 km ) に出場するまでになったの。
すごいでしょ ( 笑 )
恵美子のお墓を守るために 始めたマラソン。
今じゃ 恵美子が 私の健康管理を してくれてるような 気がするよ。
この辺をね 走ってると、通り過ぎる知らない人に
「 んまぁ~、元気ねぇ~ 」 って 声をかけられるの。
お父さんもね、ひょうきん者のお調子者で
みんなの 笑顔を見たいって言ってるけど
恵美子が 思春期で お父さんと距離を取りたがる頃に 発病したし
仕事があったから 離島の大学病院にも あまり お見舞いに行けなかったし
あの人が 一番 恵美子に 何もしてあげられなかった って 悔やんでるのよ。
でもね、変わらず 今でも 人を笑わすのが 好きなのね。
そうそう! あの人に ファンがいるのよ!!!
こないだ 集落の祭りがあったときに うちの人 歌わなかったの。
そしたら 祭りで 主人を見かけた おばさんが 腕をつかんで こう言ったんだって。
「 なんで 歌わないのか! 私は あなたの 歌が好きなのに 」 って。
その日に完成したのが あの ベルトよ (笑)
あの人は、太鼓 に 懐メロ に ウォーキング。
好きなことして 生きてるよ。
坂道を ウォーキングしながら 懐メロの歌の練習するとね
腹筋に効いて 良い声が出るらしいのよ。
そして さらには 振付まで考えながら 歩くらしいの。
はたから見たら 怪しい人よね (笑)
私達夫婦はね、 そうやって 生きてるの。 」
目を 腫らして 起きてくる 私を 見て お母さんが
何も 聞かず こんな 話をしてくれた。
「 恵美子が 亡くなって 10年が経つ。
夫婦で 恵美子の話をするとね 泣いてしまうから 余り 口にはしないけど
私たちの心の中 には いつも 恵美子が いるのよ。
いつまでも元気にいないとね 恵美子のお墓の手入れをしてくれる人がいないから。
もともと 走るのは好きだったっということもあるけど 毎日 走ってるのよ。
恵美子の お墓を守るために 始めた 体力作りだったけど
今じゃ、菜の花マラソンの フル ( 42,195 km ) に出場するまでになったの。
すごいでしょ ( 笑 )
恵美子のお墓を守るために 始めたマラソン。
今じゃ 恵美子が 私の健康管理を してくれてるような 気がするよ。
この辺をね 走ってると、通り過ぎる知らない人に
「 んまぁ~、元気ねぇ~ 」 って 声をかけられるの。
お父さんもね、ひょうきん者のお調子者で
みんなの 笑顔を見たいって言ってるけど
恵美子が 思春期で お父さんと距離を取りたがる頃に 発病したし
仕事があったから 離島の大学病院にも あまり お見舞いに行けなかったし
あの人が 一番 恵美子に 何もしてあげられなかった って 悔やんでるのよ。
でもね、変わらず 今でも 人を笑わすのが 好きなのね。
そうそう! あの人に ファンがいるのよ!!!
こないだ 集落の祭りがあったときに うちの人 歌わなかったの。
そしたら 祭りで 主人を見かけた おばさんが 腕をつかんで こう言ったんだって。
「 なんで 歌わないのか! 私は あなたの 歌が好きなのに 」 って。
その日に完成したのが あの ベルトよ (笑)
あの人は、太鼓 に 懐メロ に ウォーキング。
好きなことして 生きてるよ。
坂道を ウォーキングしながら 懐メロの歌の練習するとね
腹筋に効いて 良い声が出るらしいのよ。
そして さらには 振付まで考えながら 歩くらしいの。
はたから見たら 怪しい人よね (笑)
私達夫婦はね、 そうやって 生きてるの。 」
タグ :奄美
2011年10月17日
呼吸をするように ( 奄美その3 )
人を自然と元気にする ( 奄美その2 ) の 続きです。
その日の夜は 一睡 も できなかった。
「 みんなの笑顔が見たいから 」
そう お父さんは 言った。
私の大好きで 尊敬している 方も 言っていた。
「 呼吸をするように 」
私は なにかに なろうと していたのかな …。
私は ワクワク してたかな…。
誰のために 目立とうと していたかな…。
恵美ちゃんの お部屋で 寝かせてもらったんだけど
あちこち に ある 恵美ちゃんの 写真を 見ながら
いろんなことを 考えたよ。そして いっぱい 泣いたよ。
そして 明け方になって
鼻水グチャグチャ になって ようやく 腑に落ちたんだよ。
「 そっか。頑張らなくっても良いんだ。 私は 私のままで 良いんだ 」 って。
恵美ちゃんの お父さんにように 楽しんで ワクワクしながら 衣装をつくり
それを 見た人が 笑顔になって 元気になるんだ。
きっと 恵美ちゃんの お父さんは 呼吸をするように 人を 元気にしてるんだな。
どうりで 私は やれば やるほど 人を元気にするどころか
「 無理しないでね 」 「 身体 壊さないでよ 」
そう 友人に 逆に 心配かけてしまっていたはずだ。
そうよ。私は 私で 良いんだよ。
あぁ~んもぉ~~、こんな シンプル な こと に
どぉ~して 今まで 気付かなかったんだろう!
あの日 みんなの 貴重な時間 を 私 が 一人 で 潰してしまった。
はぁ~、もぉ~~~、ほんと ごめん!!
奄美の お土産 買ってきました ( 蟻のような声で )
その日の夜は 一睡 も できなかった。
「 みんなの笑顔が見たいから 」
そう お父さんは 言った。
私の大好きで 尊敬している 方も 言っていた。
「 呼吸をするように 」
私は なにかに なろうと していたのかな …。
私は ワクワク してたかな…。
誰のために 目立とうと していたかな…。
恵美ちゃんの お部屋で 寝かせてもらったんだけど
あちこち に ある 恵美ちゃんの 写真を 見ながら
いろんなことを 考えたよ。そして いっぱい 泣いたよ。
そして 明け方になって
鼻水グチャグチャ になって ようやく 腑に落ちたんだよ。
「 そっか。頑張らなくっても良いんだ。 私は 私のままで 良いんだ 」 って。
恵美ちゃんの お父さんにように 楽しんで ワクワクしながら 衣装をつくり
それを 見た人が 笑顔になって 元気になるんだ。
きっと 恵美ちゃんの お父さんは 呼吸をするように 人を 元気にしてるんだな。
どうりで 私は やれば やるほど 人を元気にするどころか
「 無理しないでね 」 「 身体 壊さないでよ 」
そう 友人に 逆に 心配かけてしまっていたはずだ。
そうよ。私は 私で 良いんだよ。
あぁ~んもぉ~~、こんな シンプル な こと に
どぉ~して 今まで 気付かなかったんだろう!
あの日 みんなの 貴重な時間 を 私 が 一人 で 潰してしまった。
はぁ~、もぉ~~~、ほんと ごめん!!
奄美の お土産 買ってきました ( 蟻のような声で )
タグ :奄美
2011年10月17日
自然と人を元気にする(奄美その2)
奄美へ行ってきました の つづきです。
奄美から 昨日 帰宅し 自分の 心の整理も 兼ねて 書いているので
かなり これから 長文になりますが
もし 宜しかったら どうぞ お付き合い下さいませ。
美味しい鶏飯を食べながら
「 あ。お父さんは? 」 と 訊ねると
「 お父さんは 懐メロ同好会 に 行ってるよ。帰りに寄って 驚かす? (笑) 」
「 賛成 ! 」
公民館に 向かう その道中で お母さんから聞いた 最近の お父さん情報。
生バンドの 演奏で 懐メロ を 歌う 同好会 に 入ってるらしい。
しかも 発表会 には 手作りの衣装を 着て歌う らしい。
そして 懐メロと並行して 今 奄美の太鼓 を 毎日練習しているらしい。
つまり 自分の好きなことをして 毎日 忙しくしている らしい
そして 公民館 に 到着。
駐車場まで 聴こえてくる その 歌声は…。
恵美ちゃんの お父さん!!
「 ナイスタイミング!! 」 ダッシュして 部屋に 入る!!


お父さんだ!!
私に気づくと 目を まん丸くしてた(笑) そして すぐ
歌詞の 「 ♫ 愛する あなたぁ~ あなたぁ~ ♫」に 合わせて
私のことを 指さして 軽く ウィンクする お父さん!!
ズキューーーーーン
や… やられた ( 爆笑 )
しばし、お母さんと2人で ウットリ 聞き入る ( 笑 )
そして お父さんより 先に お母さんと帰宅。
仏壇に手を合わせていると キランキラン 光る スーツ が 目に入った。
「 これ なに? 」 と 聞くと お母さんが 笑いながら こう 答えた。
「 お父さんが 自分で つくった ステージ衣装。
お父さんが帰ってきたら 見せてもらったら良いよ( 笑 ) 」
そして お父さんが帰宅。 久しぶりの団欒 ♫
気が付くと あそこに 掛けてあった お父さんの 衣装が 無くなってた。
聞けば 私に 見られるのが恥ずかしくて お父さんが 自ら 隣の部屋に隠したらしい。
そして それを 聞いた お母さんが 再び 持ってきた。
( ナイス! お母さん!! )

この 金色に キラキラ してる ところ。
一本の 「 紐 」 なんだよ。 この一本の紐を チクチク 縫ったんだって。
お父さんが一人でしたんだよ。全部っ!凄くなぁ~い!?
お母さんは 一切 手を 貸さないんだって。
両サイド には 銀色の キラキラ 光るビーズを 縫ってるんだよ。
「すっごいよ お父さん!!」
「 天才! 」
「 器用! 」
「 日本一 」
そう お母さんと 「 あぁ~はっはははは!! 」 って 笑っていると
お父さんが スクっ と立ち上がり隣の部屋から
「 あのね この靴はね スプレー で縫って キラキラを ボンド で つけたの。」
と、靴を持ってきた。

「 あはははは ( 笑 ) あの衣装を 自ら隠したお父さんは どこ行った?( 笑 ) 」
お腹を抱えて笑って、お母さんと 顔を見合わせながら 更に お父さんを 褒める。
そしたら、手作り帽子に 手作りベルトが 出てきた ( 笑 )
「 あのね ココはね ほら こうしてあるんだよ 」 っと にこにこ 笑いながら 楽しそうに
そう まるで 子供のような表情。
どこにも 力が 入ってない。
それどころか 楽しそうに歌ったり 衣装作ったりしている お父さんを見ていると
いつのまにか 私の方が 元気になっていた。
そして ビーズの縫い目に触れながら こう 聞いてみた。
「 ねぇ~、 お父さん どうして こんなことするの? 」
そしたら ニッコリ 笑って こう言ったんだよ。
「 みんなの笑顔が見たいから 」
つづく
奄美から 昨日 帰宅し 自分の 心の整理も 兼ねて 書いているので
かなり これから 長文になりますが
もし 宜しかったら どうぞ お付き合い下さいませ。
美味しい鶏飯を食べながら
「 あ。お父さんは? 」 と 訊ねると
「 お父さんは 懐メロ同好会 に 行ってるよ。帰りに寄って 驚かす? (笑) 」
「 賛成 ! 」
公民館に 向かう その道中で お母さんから聞いた 最近の お父さん情報。
生バンドの 演奏で 懐メロ を 歌う 同好会 に 入ってるらしい。
しかも 発表会 には 手作りの衣装を 着て歌う らしい。
そして 懐メロと並行して 今 奄美の太鼓 を 毎日練習しているらしい。
つまり 自分の好きなことをして 毎日 忙しくしている らしい
そして 公民館 に 到着。
駐車場まで 聴こえてくる その 歌声は…。
恵美ちゃんの お父さん!!
「 ナイスタイミング!! 」 ダッシュして 部屋に 入る!!


お父さんだ!!
私に気づくと 目を まん丸くしてた(笑) そして すぐ
歌詞の 「 ♫ 愛する あなたぁ~ あなたぁ~ ♫」に 合わせて
私のことを 指さして 軽く ウィンクする お父さん!!
ズキューーーーーン
や… やられた ( 爆笑 )
しばし、お母さんと2人で ウットリ 聞き入る ( 笑 )
そして お父さんより 先に お母さんと帰宅。
仏壇に手を合わせていると キランキラン 光る スーツ が 目に入った。
「 これ なに? 」 と 聞くと お母さんが 笑いながら こう 答えた。
「 お父さんが 自分で つくった ステージ衣装。
お父さんが帰ってきたら 見せてもらったら良いよ( 笑 ) 」
そして お父さんが帰宅。 久しぶりの団欒 ♫
気が付くと あそこに 掛けてあった お父さんの 衣装が 無くなってた。
聞けば 私に 見られるのが恥ずかしくて お父さんが 自ら 隣の部屋に隠したらしい。
そして それを 聞いた お母さんが 再び 持ってきた。
( ナイス! お母さん!! )

この 金色に キラキラ してる ところ。
一本の 「 紐 」 なんだよ。 この一本の紐を チクチク 縫ったんだって。
お父さんが一人でしたんだよ。全部っ!凄くなぁ~い!?
お母さんは 一切 手を 貸さないんだって。
両サイド には 銀色の キラキラ 光るビーズを 縫ってるんだよ。
「すっごいよ お父さん!!」
「 天才! 」
「 器用! 」
「 日本一 」
そう お母さんと 「 あぁ~はっはははは!! 」 って 笑っていると
お父さんが スクっ と立ち上がり隣の部屋から
「 あのね この靴はね スプレー で縫って キラキラを ボンド で つけたの。」
と、靴を持ってきた。

「 あはははは ( 笑 ) あの衣装を 自ら隠したお父さんは どこ行った?( 笑 ) 」
お腹を抱えて笑って、お母さんと 顔を見合わせながら 更に お父さんを 褒める。
そしたら、手作り帽子に 手作りベルトが 出てきた ( 笑 )
「 あのね ココはね ほら こうしてあるんだよ 」 っと にこにこ 笑いながら 楽しそうに
そう まるで 子供のような表情。
どこにも 力が 入ってない。
それどころか 楽しそうに歌ったり 衣装作ったりしている お父さんを見ていると
いつのまにか 私の方が 元気になっていた。
そして ビーズの縫い目に触れながら こう 聞いてみた。
「 ねぇ~、 お父さん どうして こんなことするの? 」
そしたら ニッコリ 笑って こう言ったんだよ。
「 みんなの笑顔が見たいから 」
つづく
タグ :奄美
2011年10月17日
奄美へ行ってきました ( その1 )
奄美出身 の 恵美ちゃん。
私が 急性リンパ性白血病 を 発症し 大学病院 に 入院した時
お揃いの帽子 を 被って お揃いの Tシャツ を 着て
【 双子ちゃん?(笑) 】 なんて 周囲の人に 振り返られるぐらい
いっつも 一緒にいて すっごく仲が良かったんだよ。

この写真は 恵美ちゃんの 部屋に 今でも 飾ってあった。
懐かしくて パチリ と 撮って帰ってきたの。
左側が 恵美ちゃん。 右側が 私 だよ。
( ちなみに 二人が持ってる 絵は 私が 描いたの ( 笑 ) 似てるでしょ!)
平成13年12月16日 恵美ちゃんの命日。 享年20歳。
私も 最近 思うことあり、 グルングルンと 混乱 が 続く中
急に 恵美ちゃん家 ( 奄美 ) に 行きたくなってね、
そして その日の夜に 奄美へ 飛んだの。
恵美ちゃんのお母さんが 空港まで お迎えに来てくれてね、
たぶん9年ぶりとかの 再会 だったんじゃないかな…。
電話とかは しょっちゅう してるんだけどね。
お母さんが 私の 頬を 温かい両手で ムギューーーって 挟んで
言い放った言葉。 ま、これ ある意味 本音だろうね ( 笑 )
「 いづみちゃん! んもおぉ~ぅ、急だからっ! 」
「 はひ、すひはへん ( はい すみません ) 」 ( 小声 )
それから あったかい ハグをしてくれてね、
一緒に 夕飯を 食べに行ったの。
( 「 あまりにも 急だったから 夕飯の 買い物が 出来なかったんだ 」 って言ってた。
うんうん。そうだよね。うんうん。 )
夕飯は、鶏飯を 食べに 行ったんたんだよ。
そして 鶏飯 を 食べながら お母さんが こう 言ってくれたの。
「 いづみちゃんが おばちゃんには わからないなにかを
色々と 思い 考え 前へ歩めずにいるとしても、
それでも 今日 奄美へ 来てくれた。恵美のお墓参りに行きたい って言ってくれた。
いづみちゃんが そう言って 来てくれるだけで、
おばちゃんは 嬉しいし、 元気なるよ 」 って。
でもね…。 そう 言われても その言葉を受け取れずに居る自分がいたの。
バカ だよね アタシ。
恵美ちゃんの お父さんに 逢うまでは …。
つづく。
私が 急性リンパ性白血病 を 発症し 大学病院 に 入院した時
お揃いの帽子 を 被って お揃いの Tシャツ を 着て
【 双子ちゃん?(笑) 】 なんて 周囲の人に 振り返られるぐらい
いっつも 一緒にいて すっごく仲が良かったんだよ。

この写真は 恵美ちゃんの 部屋に 今でも 飾ってあった。
懐かしくて パチリ と 撮って帰ってきたの。
左側が 恵美ちゃん。 右側が 私 だよ。
( ちなみに 二人が持ってる 絵は 私が 描いたの ( 笑 ) 似てるでしょ!)
平成13年12月16日 恵美ちゃんの命日。 享年20歳。
私も 最近 思うことあり、 グルングルンと 混乱 が 続く中
急に 恵美ちゃん家 ( 奄美 ) に 行きたくなってね、
そして その日の夜に 奄美へ 飛んだの。
恵美ちゃんのお母さんが 空港まで お迎えに来てくれてね、
たぶん9年ぶりとかの 再会 だったんじゃないかな…。
電話とかは しょっちゅう してるんだけどね。
お母さんが 私の 頬を 温かい両手で ムギューーーって 挟んで
言い放った言葉。 ま、これ ある意味 本音だろうね ( 笑 )
「 いづみちゃん! んもおぉ~ぅ、急だからっ! 」
「 はひ、すひはへん ( はい すみません ) 」 ( 小声 )
それから あったかい ハグをしてくれてね、
一緒に 夕飯を 食べに行ったの。
( 「 あまりにも 急だったから 夕飯の 買い物が 出来なかったんだ 」 って言ってた。
うんうん。そうだよね。うんうん。 )
夕飯は、鶏飯を 食べに 行ったんたんだよ。
そして 鶏飯 を 食べながら お母さんが こう 言ってくれたの。
「 いづみちゃんが おばちゃんには わからないなにかを
色々と 思い 考え 前へ歩めずにいるとしても、
それでも 今日 奄美へ 来てくれた。恵美のお墓参りに行きたい って言ってくれた。
いづみちゃんが そう言って 来てくれるだけで、
おばちゃんは 嬉しいし、 元気なるよ 」 って。
でもね…。 そう 言われても その言葉を受け取れずに居る自分がいたの。
バカ だよね アタシ。
恵美ちゃんの お父さんに 逢うまでは …。
つづく。
タグ :奄美